あしなてなケアOnline

体を良い感じにしていこう。

2020年08月13日

RINAの紹介コメント:私の"食医"である、きょうこさんの食養生コラム。栄養面だけでなく、素材選び、調理のお作法やいただき方まで行き渡る、きょうこさんの"ていねい"は、心身をきれいにするコツがいっぱいです。


食養生  vol.1

Kyoko Suzuki

きゅうりで夏バテ予防

代表的な夏野菜のひとつ、きゅうり。


ほとんどが水分でできているきゅうりは、正しく「食べる水分」。

栄養はあまりないように思われがちですが、実はなかなかデキるコなのです。


どんなにデキるコなのかといいますと・・・

きゅうりは体にこもった余分な熱を冷まし、余分な水分を排出するのを助けます。

喉の渇きを癒し、体を潤してくれます。

尿の出を良くして、余分な水分の排出を助けます。むくみにも効果が期待できますね。


また、夏バテはカリウムが汗と一緒に失われて起こる、低カリウム血症が原因のことも多いそうですが、きゅうりにはカリウムが豊富に含まれているのです。

夏バテの予防にも有効ですね。


今の時期にぜひ食べて頂きたいきゅうりですが、ひとつ注意していただきたいことがあります。

きゅうりは体の熱を冷まします。食べ過ぎには注意してくださいね。

また、冷え性の方には加熱したものがおススメです。


今日は夏バテ予防に効果的な食材を組み合わせて、きゅうりとひじきのサラダときゆうりの生姜炒めをご紹介します。


サラダに加えるひじきには、体にこもった余分な熱を冷ましてくれると同時に、体温の低下を防ぐ作用もあります。

また血行を良くして水分代謝をスムーズにする働きもあるので、日々食べたい食材のひとつです。

そして、味付けはスーパーフードの梅干しで。

一日一粒の梅干しで、健康長寿♪と言われ、その効果効能については広く知られるところですね。

梅についても改めてお話したいと思います。


きゅうりの生姜炒めは、きゅうりを加熱することと、生姜を加えることで、きゅうりの冷やす作用を緩和しています。


こちらはお好みで仕上げに黒胡椒をふると味が引き締まりますし、桜エビを一緒に炒めるとうま味が増します。

また、鶏肉やエビなどを加えると主菜にもなりますね。

その際には鶏肉やエビに火が通ってからきゅうりを加えます。


どちらも材料も手順もシンプルです。

ぜひお試しくださいね。



【きゅうりとひじきのサラダ】

材料(作りやすい分量)

きゅうり1本・芽ひじき1/4カップ・ごま油大さじ1/2・梅干し1/2個・白ごま少々

      ①芽ヒジキ1/4カップは水で軽く洗い、ひたひたの水で10分くらい戻してから、さっと茹でて水気を切っておく。

      ②きゅうり1本は斜めに薄切りにしてから、千切りにする。梅干し1/2個は種を除いて果肉をペースト状にする。

      ③ボウルにきゅうりとひじきを入れ、ごま油小さじ1をボウルの周りから回しかけ、ふんわりと混ぜ合わせてオイルを纏わせる。

      ④梅干しペーストをところどころに散らし、ふんわりと混ぜ合わせる。二回に分けると良い。完全に和えずに梅がところどころ、まだらに散っている状態が良い。

      ⑤器によそり、白ごまをふる。


      【きゅうりの生姜炒め】

      材料(作りやすい分量)

      きゅうり1本・生姜薄切り1mmの厚さ2〜3枚・ごま油小さじ1・塩ふたつまみ


      ①きゅうり1本を、麺棒か手のひらで叩いて大振りに割れ目を入れる。長さを4等分くらいに切り、手で割いて4~5本に分ける。

      ②1~2ミリくらいの厚さの生姜2枚を千切りにする。

      ③フライパンにごま油小さじ1を入れて、中火にかけ、生姜をざっと炒めて香りが立ったらきゅうりを加えて混ぜ合わせる。全体に油がまわったらふたつまみ程度の塩で調味する。


      きょうこさんとの楽しい対話動画も絶賛公開中〜♬ ラジオ感覚でお楽しみくださいませ💕

      Kyoko Suzuki (san&moon主宰・管理栄養士・食医)

      Kyokoさんのイベントなどを今後ご紹介してまいります!お楽しみに!